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るろうに憂心 浪人譚

世の中を、人生を流浪して思ったこと・考えたことなどの雑記帳。結構本当に流浪人しているどこにも所属していない者です。

街コン死ね!

僕は昔から合コンというものが大嫌いであった。誇張でも何んでもなく心の底からああいった類の集いは下らないと今でも思っている。見知らぬ男女が初めての場でお互いの品定め、言うなれば品評会を行なっている品性下劣極まりない俗事であると本気で思っている。

しかし若者は何故かあの様な場で陽気に振る舞い異性を存分に意識した立ち居振る舞いをし、異性に媚を売り、自分の存在価値を詐欺とも言えるプロパガンダを行う。これは古今東西どこであってもそうだ。男も男だがそんな男に「〇〇君てちょーうけるー!」とか言う女にははっきり言おう、「アホである!」と!

 

しかし、30も過ぎると出会いの場が極端に減る。年齢的にも差し迫ったものが、見えない世間の圧力、生物学的本能か異性への欲求か、はたまた孤独への忌避なのかは分からないが「このまま行くと僕はマズイのではないか?」と言う思いが出てくる。いくら強がってもどこかで出てくる。周りが次々と結婚して子供までいる年齢だから尚更焦りは募る。

 

今まで全くチャンスがなかったわけではない。でも僕は30過ぎてから学校に入り直し一回り年下の女の子たちに囲まれてその間を過ごしたが流石に年齢的に30過ぎと20前後はマズイだろうと自制して過ごした(これが今となっては飛んだ後悔と訳の分からぬ自制心、いわゆるカッコつけ精神でしかないことに気づく)。

 

で、今回タイトルの「街コン」と言うものに参加してみたのである。直前まで迷った。なんせ今日はクリスマスイヴである。街はカップルで溢れ、日本で一番ラブホとコンドームが使われる、あの忌々しい、キリスト教徒を完全に冒涜しているあのクリスマスイヴである。

そんな日にまともな男女が集まるか?いや、集まるわけがない。が!可能性はゼロではない。これが僕の長所である。可能性がゼロでない限り、やれるチャンスがあるならやってみるところ、これが僕の最大の武器。街コンサイトをクリック!支払った金額6,500円!今の僕にはとんでもない金額だ。これを選んだのは訳がある。街コン、どのイベントを見ても「学生不可」「アルバイト不可」「身長172㎝以上限定」「年収700万円以上のエリート限定」(本当にエリートと銘打っていた)「医者、弁護士、公務員限定」等々まるで僕の存在がクソ以下であることを再認識させられる条件ばかりが並び、これしかなかったのである。

 

特定されないように伏せるが都内某所にて開催された。おしゃれな街だ。少し仕事で遅れ急ぎ足で会場に向かう。

会場に着くと男が異様に多い。

「ん?ここは男性の集合場所なのかな?」と思い受付を探す。受付をすませるとプロフィールカードなるものを手渡され部屋へ通され、6人ほどのテーブルに座らされる。やはり男が圧倒的に多い。30人くらいいる中で20人くらいが男。そして女はどこだ、いないぞ。ドラクエのモンスターみたいなのは何人かいるが。

そしてプロフィールカードなるものには

・身長

・職業

・趣味

・休みの日は何をしているか

・マイブーム

・好きな異性のタイプ

そんな項目が並ぶ。僕は激しく困惑した。しかも遅れてきたから書く時間がほとんどない。「コンシェルジュが懇切丁寧にお手伝いします!」等と言う謳い文句はどこへやら「それでは時間が過ぎておりますので開始しまーす!」ほぼ名前しか書いていないプロフィールカードをドラクエモンスターに見せる。「えー、ずいぶんシンプルですねー。受ける―」何が受けるんだコノヤロウ。ふざけるな、である。

 

職業欄には「学生」と書いた。「えー、何勉強してるんですか?」と当然聞かれるわけであるが「医療関係の」と言うと「お医者さんですか?!」と言う反応。はい、残念。医療者ではあるが医者ではない。これ医者以外の男の医療職者あるあるであると思う。最初から何の職業か語っておくのがベスト。ベターではなくベスト。大概のおなごは医療関係というと「お医者さんですか?!」と瞳孔径を明確に拡大し交感神経優位の姿勢を取り始める。これがまたうんざりである。そうでないとわかると明らかに縮瞳を起こし、副交感神経を優位にし始める。その縮瞳の勢いたるやオビソート顔負けの効果。ふざけるな、である。

 

周りを見渡すとはじけてる男もいる。僕が大嫌いな合コンのノリというやつだ。男女の関わり合いははしゃいだもん勝ちであるとつくづく思う。頭で理解していても僕は体が拒否をする。楽しくもないのに楽しいふりをするほど苦痛なこともない。

段々と本気で腹が立ってきた。食事の時間が来てバイキング形式の料理をとりに行ったがまぁこれがまたひどい。まずい!少ない!(まずい料理が多くても嫌だが)6,500円払ってこれか!!?ワ○ミや○の蔵なら腹いっぱい美味い物が食えるぞ!怒りがMAXへと近づく。またしてもふざけるな、である。

 

クリスマスイヴに僕は何をしているんだ、、、と悲しみとも怒りともしれぬ得も言われぬ感情がないまぜとなりカップル投票とか言うものの時間が来た。投票用紙には気に入った人の番号を書いてくださいと言われたが主催者に「帰る」とだけ言い残し本当に僕一人会場から立ち去った。投票用紙に「街コン死ね!(比喩)」と書いてやりたい気分だったがそこは大人。やめといた。

ダメだ。僕には街コンとかああいうのほんと無理。思い知った。もともと学生時代からああいうノリがダメだとわかっていたのにまたこの年になって参加するという学習能力のなさにはあきれるばかりである。

 

学んだこと

・僕は面食いである

・自分が興味を示さないといくら相手がどうであっても全く何の感情も持てない

・合コンはやはり無理

・恋愛ましてや結婚など宇宙飛行士になるくらい夢物語になってしまっている

 

これからもくだらないイベントにどんどん参加してブログをつづりたいと決心した。

今日は森田童子のぼくたちの失敗を聞いて眠ることにする。

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